リカバリーウェアは、本当に眠りに適しているのでしょうか?
近年、「遠赤外線素材」や「リカバリーウェア」と呼ばれる機能性パジャマが注目されています。
体を温めることでリラックス効果や血行促進が期待され、健康志向の高まりとともに人気が広がっています。
しかし一方で、“眠る時に着るもの”として考えた場合、本当に快適なのか疑問を感じる声もあります。
睡眠には「深部体温を下げること」が大切
人は眠りに入る時、体の内側の温度「深部体温」をゆっくり下げることで、自然な眠気を感じると言われています。
ところが、遠赤外線を発生する機能性素材は、体を持続的に温める性質があります。
そのため、眠るために必要な「体温を下げる働き」を妨げ、寝つきの悪さや浅い眠りにつながる可能性も考えられます。
特に、もともと暑がりの方や寝汗をかきやすい方は、熱がこもることで寝苦しさを感じやすくなる場合があります。
睡眠中は想像以上に汗をかいています
人は寝ている間に、コップ一杯分ほどの汗をかくとも言われています。
そのため、睡眠中のパジャマには「吸湿性」や「通気性」がとても重要です。
保温性を重視した化学繊維素材は、熱や湿気がこもりやすく、蒸れや不快感につながることがあります。
無意識に寝返りが増えたり、途中で目が覚めたりする原因になることも少なくありません。

“機能性”よりも、自然な着心地を
もちろん、リカバリーパジャマや遠赤外線素材を否定するわけではありません。
寒い季節の冷え対策や、日中のリラックスタイムには心地よく感じる方も多いでしょう。
ただ、睡眠は体と心を整える繊細な時間です。
だからこそ、必要以上に体を温め続けるよりも、自然な体温調節を妨げないことが大切だと、パジャマ工房では考えています。
天然素材が、眠りのコンディションを整える
質の良い睡眠のためには、肌にやさしく、通気性や吸湿性に優れた天然素材がおすすめです。
オーガニックコットンや綿100%、麻、シルクなどの天然素材は、汗をしっかり吸収しながら、睡眠中の体温バランスを自然にサポートしてくれます。
「温め続ける」のではなく、「眠りやすい環境を整える」。
それが、快適な睡眠への近道なのかもしれません。


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