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パジャマの役割・選び方

人生の三分の一は睡眠時間。
快適な睡眠はパジャマが鍵です。

快適なパジャマ選びのポイント

睡眠健康指導士、当ショップ店長・北川です。 最近、ぐっすり眠れていますか? 寝ても、寝ても、スッキリ起きれない、、、 寝心地が悪かったり、夜中に何度も起きてしまったり、、、 その原因は、枕や布団だけではありません。 実は普段何気なく着ているパジャマも、快適な睡眠を左右する一つの要素なんです。 パジャマを選ぶ際は次のような基準でパジャマを選ぶのも一つのポイントです。

  • 体を冷やさないデザイン
  • 吸湿性が高くムレない
  • 繰り返しの洗濯でへたらない
  • ほどよくゆとりがあり寝返りがうちやすいもの
  • 肌触りが良い

特に、綿素材のパジャマは吸水性に優れ、肌触りが良く、洗濯機でもあまり気を使うことなく洗えます。化学繊維を使っていると安価ですが、吸湿性や通気性が良くありません。アレルギーにも良くないので、できれば天然素材のものを選びたいですね。
ゆったりとしたパジャマは、副交感神経の活動が高まり、よりスムーズに眠りに入れます。寝返りは血行を良くし、筋肉の疲れをほぐす大事な動作です。 (※パジャマ工房のパジャマは、洗濯での縮みなどを考慮してゆったり目に作製しております)
逆に冷え性の方、やせ形の方、高齢の方にはゆとりがありすぎるのも布団の中でもたつく、体が冷えやすいなどの問題が出てきますので、体へのほどよいフィット感があるほうがよりよく眠れる場合もあります。着心地がいいと感じる基準も人によって変わってきますので、自分の一番よく眠れるパジャマのパターンを知っておくのも大切です。

スリープセレモニー

スリープセレモニー」という言葉をご存知でしょうか? 「入眠儀式」とも言います。 これは、これは習慣として、寝る前に行う決まった行動のことです。 このスリープセレモニーは、体と心をリラックスさせ、快適な睡眠へと導く効果があります。 また、脳のスイッチを睡眠モードへとスムーズに切り替えるという役割もあります。 2012年にワコールが行ったアンケート調査では、8割以上の人がスリープ・セレモニーをしていました。 実際に行っているスリープ・セレモニーのベスト3は、「トイレに行く」が45%、「歯を磨く」が43%、「パジャマなどに着替える」が32%でした。実は、寝る前にパジャマに着替えることも立派な「スリープセレモニー」の一つなのです。パジャマに着替えることで、心身ともに就寝への準備が整うのです。

そもそも、パジャマの役割は?

パジャマの役割は、日中フル活動をした体を休めるため、あらゆる締め付けから解放し、汗やムレから守りながら楽な体勢で眠れるようにすることです。 眠るときに体を締め付けられると、眠りが妨げられたり、寝返りしづらくなったりすることがあります。 人は睡眠中に体温調節のため、コップ1杯分の汗をかくといわれています。睡眠中は起きているときより皮膚の新陳代謝が活発になるのです。その為、パジャマは汗をしっかり吸収するものが望ましく、布団の中の湿度が適切に保たれる事が大切です。 パジャマには汗を吸収・放湿して、新陳代謝を妨げない天然繊維素材を選びたいですね。 また入浴後、パジャマに着替えて眠ることはカラダを清潔に保つ意味もあります。 部屋着は日中の汗や皮脂をかなり吸収しているため、部屋着のまま寝たり、何日も洗っていないパジャマを着続けるのは衛生上よくありません。新陳代謝が活発な夜に向け、清潔な状態で眠りにつくことが大切です。 つまり、「パジャマに着替える」という毎日当たり前に行っている行為には、「入眠儀式」としての意味合いもあるのです。

パジャマの歴史

パジャマのなかった時代、昔の人は着物の下に着る下着に当たるものを寝間着としていました。また銭湯ができた江戸時代から、湯上がりに浴衣を着るようになり、それを寝間着として利用するようにもなりました。 日本にパジャマが伝わってきたのは1950年代のことです。しかしパジャマはそのデザイン性から、着て外を出歩けるようなものではなく、時代の移り変わりとともに、カジュアルなデザインも登場し初めました。最近では「ルームウェア」「おうち着」として家の中だけで楽しむという認識も生まれ、デザインの幅もさらに広がりつつあります。